研究助成
2023年度 医学系研究助成(臨床)
マルチオミックス病態解析による高侵襲手術後PIICSの予防的治療標的同定
| 研究題目 | マルチオミックス病態解析による高侵襲手術後PIICSの予防的治療標的同定 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 医学系研究助成(臨床) |
| 所属 | 横浜市立大学 医学部 麻酔科学 |
| 氏名 | 東條 健太郎 |
| キーワード | 周術期医学 |
| 研究結果概要 | 術後PIICSの臨床的意義を明らかにするとともに、オミックス解析のためのサンプリングを行う対象患者の選定基準を定めることを目的とした過去起点コホート研究を行った。横浜市立大学附属病院において2017年4月から2024年12月に全身麻酔下で2時間以上の手術を受けた成人を対象とし、PIICSは術後12-16日に CRP >3.0 mg/dL、アルブミン <3.0 g/dL、リンパ球数 <800/μL をすべて満たす場合と定義した。18,137例が解析対象となり、術後PIICS の発生率は3.2%であった。非PIICS群と比較して、PIICS 群は高齢、男性、低BMIが多く、手術時間が長く、出血量が多かった。交絡調整後も、PIICS は院内死亡と強い関連があることが明らかになった(調整オッズ比 18.8、95%CI 10.7–33.5、p<0.001)。また、開腹肝胆膵手術を受けた患者はPIICSの発症率が約10%程度と高いことが明らかになったことから、これらの患者を対象としてオミックス解析のための血液サンプリングを行う方針とし、研究を継続中である。 |
| 公表論文 |
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