研究助成
2023年度 医学系研究助成(がん領域(基礎))
悪性腫瘍におけるTWEAK/Fn14 axisと骨格筋減少のメカニズムの解明
| 研究題目 | 悪性腫瘍におけるTWEAK/Fn14 axisと骨格筋減少のメカニズムの解明 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 医学系研究助成(がん領域(基礎)) |
| 所属 | 大阪大学 大学院医学系研究科 外科学講座消化器外科学 |
| 氏名 | 山下 公太郎 |
| キーワード | TWEAK-Fn14 axis / 食道癌 / 癌悪液質 / 骨格筋萎縮 / 可溶性TWEAK |
| 研究結果概要 | 本研究では、食道癌患者におけるTWEAK-Fn14 axisの活性化と骨格筋萎縮との関連を、臨床検体、細胞実験および動物実験を用いて検討した。食道癌患者111例の術前血清を解析した結果、血中sTWEAK値は健常者と比較して高値を示し、腫瘍におけるmTWEAK発現と有意に関連していた。また、血中sTWEAK高値症例では筋線維径が小さく、骨格筋萎縮との関連が示唆された。食道癌細胞株を用いた解析では、細胞株由来のTWEAKが培養上清中へ放出されることを確認した。さらに、ヒト骨格筋細胞へのTWEAK投与および食道癌細胞株との共培養により筋萎縮関連因子MuRF1の増加と筋分化マーカーMyHCの低下を認めた。動物実験では、TWEAK投与により体重増加抑制および骨格筋重量減少を認め、Fn14阻害抗体の投与によってこれらが改善した。以上より、腫瘍由来TWEAKが骨格筋萎縮に関与し、TWEAK-Fn14 axisが癌悪液質に対する新たな治療標的となる可能性が示された。 |
| 公表論文 |
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