研究助成
2023年度 薬学系研究助成
薬物動態関連遺伝子パネル検査による薬物相互作用の先制的精緻予測法の構築
| 研究題目 | 薬物動態関連遺伝子パネル検査による薬物相互作用の先制的精緻予測法の構築 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 薬学系研究助成 |
| 所属 | 京都大学 医学部附属病院 薬剤部 |
| 氏名 | 平 大樹 |
| キーワード | 遺伝子多型 / ファーマコメトリクス / ファーマコゲノミクス / 個別医療 |
| 研究結果概要 | 移植患者は免疫抑制薬に加え、感染予防のための抗微生物薬など多様な薬が処方されるため、しばしば多剤併用となり、薬物間相互作用のリスクが高い状態にある。単一の遺伝子多型と薬剤との関係性を評価するファーマコゲノミクス(PGx)研究は多数報告されているが、多剤併用状態の患者では更に複数の遺伝子多型を評価することが求められる。 本研究ではこのPGxパネル検査実施による臨床的な有用性を評価することを目的として、薬物間相互作用をマネジメントするための母集団薬物動態モデル解析を行った。当院で肺移植を受けた患者34名を対象としてタクロリムスとアゾール系抗真菌薬との相互作用を記述するモデルを構築した。タクロリムスとイトラコナゾール、ボリコナゾールの相互作用を記述する母集団薬物動態モデルでは、CYP3A5およびCYP2C19の遺伝子多型を組み込むことで良好なフィッティングを示した。多剤併用状態にある移植患者の大部分で、PGxパネル検査結果が複数の薬剤の処方設計や相互作用予測に活用できる可能性が示された。 |
| 公表論文 |
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