研究助成
2023年度 特定研究助成
細胞膜構成リン脂質による老化制御機構の解明
| 研究題目 | 細胞膜構成リン脂質による老化制御機構の解明 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 特定研究助成 |
| 機関名 | 東京理科大学 理工学部応用生物科学科 中村研究室 |
| 代表者名 | 中村 由和 |
| キーワード | リン脂質 / 老化 |
| 研究結果概要 | 細胞膜の主要構成成分であるリン脂質は、細胞内外を隔てるバリアとして働くだけでなく、物質輸送、細胞内情報伝達、膜タンパク質の機能制御、細胞骨格制御など、多様な細胞機能に重要な役割を果たしている。しかしながら、加齢に伴う組織機能低下の過程でリン脂質組成がどのように変化し、その変化が老化関連表現型にどのように関与するのかについては、十分に明らかにされていない。本研究では、マウス組織を用いて、加齢に伴い変動するリン脂質を、リン脂質クラスおよび脂肪酸組成の両面から解析した。その結果、複数の組織において、加齢に伴う特徴的なリン脂質分子種の変動を見出した。さらに、加齢組織で観察されたリン脂質変化を再現するため、当該リン脂質の代謝酵素を皮膚、脂肪組織、骨格筋などの標的組織で特異的に遺伝子改変したマウスを作製した。その結果、標的組織において構造異常や機能低下が観察され、リン脂質組成の変化が組織老化に関与することを支持する結果が得られた。今後は、当該リン脂質を標的とした介入法の開発と、リン脂質変化が老化様の組織機能低下を誘導する分子機構の解明を進め、膜リン脂質を起点とした新たな老化制御戦略の確立を目指す。 |
| 公表論文 |
Epidermal loss of Bcl6 exacerbates MC903-induced atopic dermatitis-like skin inflammation, Biochem Biophys Res Commun. 705:149745 (2024) Phosphatidylinositol-specific phospholipase C across biological kingdoms: domain organization, functions and regulation, J Biochem. 178, 305-313 (2025) |
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