研究助成
2023年度 ビジョナリーリサーチ助成(スタート)
難治性小児腸疾患マウスモデルの確立
| 研究題目 | 難治性小児腸疾患マウスモデルの確立 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 ビジョナリーリサーチ助成(スタート) |
| 所属 | 大阪大学 IFReC・免疫微生物学 |
| 氏名 | 北本 宗子 |
| キーワード | 腸内細菌 / 炎症性腸疾患 / VEO-IBD |
| 研究結果概要 | 本研究で対象とする超早期発症型炎症性腸疾患(Very Early Onset IBD: VEOIBD、6歳未満で発症)は、乳幼児期から小腸や大腸の腸炎を伴う難治性の小児消化器疾患である。この疾患は、未だ発症機序が不明な点が多く現行の治療法では根治が難しいため、生涯付き合っていかなければいけない病気である。よって、VEO-IBDに効果的な治療法の確立は急務の課題である。VEO-IBDに特化した治療法が確立されていない理由として、VEO-IBD特異的な動物モデルマウスが存在せず、本疾患の病態解明研究が著しく停滞していることが挙げられる。よって本研究では、VEO-IBDの病態解明及び新規治療法の創出を目指して、VEO-IBDマウスモデルの確立に取り組んだ。結果、我々は、IBDの環境リスク因子の一つである歯周炎を誘導した母マウスから生まれた仔マウスは若齢機の時点で腸炎感受性が高いことを見出している。さらに宿主や病理学的解析からも、作出したマウスがVEO-IBDの特性を模しており、本疾患モデルマウスとして有用であることを見出した。 |
| 公表論文 |
Transmission of maternal oral pathobionts to the infant gut predisposes offspring to exacerbated enteritis Cell Reports 44, 115974 https://doi.org/10.1016/j.celrep.2025.115974 |
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