研究助成
2023年度 ビジョナリーリサーチ助成(スタート)
血管が主導する新たな組織形成機構の解明
| 研究題目 | 血管が主導する新たな組織形成機構の解明 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 ビジョナリーリサーチ助成(スタート) |
| 所属 | 国立循環器病研究センター 研究所・細胞生物学部 細胞機能研究室 |
| 氏名 | 中嶋 洋行 |
| キーワード | 血管形成 / ガス交換組織 / 力学応答 / 上皮シート変形 |
| 研究結果概要 | 本研究では、ゼブラフィッシュのガス交換組織である鰓をモデルとして、血管と組織がどのように相互作用しながら機能的なガス交換組織を形成するのかを検討した。これにより、血管が単なる物質輸送の導管ではなく、組織形成を能動的に制御する主体として働く「血管主導型の組織形成」という新たな概念の実証を目指した。我々は、独自に樹立した血管内皮細胞と上皮細胞の同時生体イメージングできるゼブラフィッシュ系統を用いることで、血流に依存した血管内皮細胞の形態変化が上皮シートの変形を誘導し、ガス交換組織の形成を駆動することを明らかにした。さらに、電子顕微鏡観察により、血管から上皮への力学的作用を細胞形態および核形態の変化として捉えることに成功した。また、内皮細胞の力学応答のアウトプットとしてカルシウム振動が起こることも明らかにした。これらの成果から、血管が力学作用を介して組織形成を主導的に制御することわかってきた。 |
| 公表論文 |
1. N. Gui, K. Sako, M. Fukumoto, N. Mochizuki, H. Nakajima# (Corresponding author): “Chemokine induces phase transition from non-directional to directional migration during angiogenesis.” Cell Struct. Funct., 50, (2025), 91-101. 2. N. Morooka, N. Gui, K. Ando, K. Sako, M. Fukumoto, U. Hasegawa, M. Hußmann, S. Schulte-Merker, N. Mochizuki, H. Nakajima# (Corresponding author): “Angpt1 binding to Tie1 regulates the signaling required for lymphatic vessel development in zebrafish.” Development, 151, (2024), dev202269. |
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