研究助成

2023年度 ビジョナリーリサーチ助成(スタート)

脳脊髄液のメカニカルダイナミクス制御機構の解析

研究題目 脳脊髄液のメカニカルダイナミクス制御機構の解析
年度/助成プログラム 2023年度 ビジョナリーリサーチ助成(スタート)
所属 東京工業大学 生命理工学院 野々村研究室
氏名 野々村 恵子
キーワード 脳脊髄液 / 生後発達 / 機械受容分子
研究結果概要 本研究では、脳機能へ影響することが知られている脳脊髄液について、その機械的な要素を調節する生体内の仕組みを明らかにすることを目指し、以下に述べる5つの項目について実験と解析を行った。1.機械受容分子Xのコンディショナルノックアウト(cKO)マウスの生後致死性のタイミングの同定および脳形態異常の解析。2. cKOマウス組織のRNAシークエンス解析。3. cKOマウスの組織の微細構造の解析。4.ex vivoライブイメージング系を用いた機械受容分子Xを活性化する要素の検討。5.ヒトiPS細胞由来オルガノイドを用いた機械受容分子Xのアゴニスト添加時の変化の同定。生後の脳では細胞の誕生が継続し体積が増加するなどにより、組織の形態変化が起こる。この際に、脳は機能性を担保しつつ形態変化を実現する必要がある。我々の解析結果は機械受容分子Xが機械的な要素を生後発達のタイミングに合わせて調節することで、このような形態変化と脳機能の両立に寄与することを示唆した。また、2024年4月には、研究代表者の野村が主催する研究室が東京工業大学(現・東京科学大学)から京都大学へと引っ越しした。
公表論文