研究助成
2023年度 高等学校理科教育振興助成
植物化石を用いた古気温と古環境を推定する高等学校地学の探求的教材の開発と実践
| 研究題目 | 植物化石を用いた古気温と古環境を推定する高等学校地学の探求的教材の開発と実践 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 高等学校理科教育振興助成 |
| 所属 | 慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部 |
| 氏名 | 小荒井 千人 |
| キーワード | 高等学校地学用教材 / 古気温・古気候の推定 / 古植物化石 / 塩原層群 / 探究 |
| 研究結果概要 | 本研究は,植物化石を用いた高等学校地学の古気温と古環境を推定する教材の質的向上を目的として実施した.塩原層群産植物化石について産出個体数と推定古気温との量的関係を検討した結果,約100個体の標本を用いることで推定される古気温が収束し,科学的に妥当な値が得られることが示された.また,植物化石の分類・同定に用いる生徒の標本の保存状態に則した実物標本の見本を整備した結果,生徒の分類・同定精度が向上した.この結果から,図鑑や画像資料よりも葉脈や葉縁などの特徴を正確に読み取る教具として有効であることが示された.さらに,本授業実践では生徒同士が観察結果を比較しながら議論する場面が多く見られ,本教材が探究的かつ協働的な学習機会として機能していることが示された.以上より,本研究は植物化石を用いた古気温・古環境を推定する教材を質的に向上させたと判断される.さらに,実物標本を用いた分類・同定が生徒の観察力を高め,探究的かつ協働的な学習を促進することを示した.本研究の成果は,高等学校地学の化石を用いた探究学習教材の質的向上に寄与するものと考えられる. |
| 公表論文 |
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