研究助成
2023年度 高等学校理科教育振興助成
ゲーミフィケーションを導入した学習展開は生徒の主体性向上と理系離れ抑制に効果があるかを検証する~化学基礎暗記単元におけるカードゲーム作成~
| 研究題目 | ゲーミフィケーションを導入した学習展開は生徒の主体性向上と理系離れ抑制に効果があるかを検証する~化学基礎暗記単元におけるカードゲーム作成~ |
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| 年度/助成プログラム | 2023年度 高等学校理科教育振興助成 |
| 所属 | 開星中学高等学校 |
| 氏名 | 大田 毅 |
| キーワード | ゲーミフィケーションの導入 / 理系離れの抑制 / 概念の可視化 / 学習効果 / 本質的な思考力 |
| 研究結果概要 | 高校1年時の「化学基礎」の導入単元(周期表・原子)において、元素の性質や化学結合をカードゲーム化したゲーミフィケーションの導入は、「理系離れの抑制」と「確かな学習効果」の双方に極めて高い成果をもたらした。 従来の暗記主体の授業から、ルールに基づく能動的なゲームプレイへと転換したことで、高校での理科学習への生徒の不安感、特に低学力層が抱きやすい理科への拒絶反応を効果的に払拭できた。ゲーミフィケーション導入後、高2以降の文理選択において理系希望者を増やすことができた結果は、学習の初期段階で理系離れを防ぐ防波堤として機能したことが示された。 学習効果は共通テストの得点データにも顕著に現れており、導入前の学年と比較して平均点が約20点向上。さらに30点未満の低得点層がほぼ消失(約53%から約7%へ激減)しただけでなく、50点以上の高得点層が約16%から60%へと急増した。ゲームによる「概念の可視化」と「成功体験の早期獲得」が、単なる一過性の楽しさにとどまらず、共通テストにも対応できる本質的な思考力の土台を形成し、全体の学力底上げと深い学びを実現したことを示す一つの成果が得られた。 |
| 公表論文 |
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