研究助成
2023年度 高等学校理科教育振興助成
巨木化・老齢化した樹木から見た校内植生の現状と課題
| 研究題目 | 巨木化・老齢化した樹木から見た校内植生の現状と課題 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2023年度 高等学校理科教育振興助成 |
| 所属 | 兵庫県立高砂南高等学校 |
| 氏名 | 池谷 仁里 |
| キーワード | 植生管理 / 学校中庭 / 生物多様性 / 環境教育 / 安全管理 |
| 研究結果概要 | 学校の中庭に計画的に植栽された植物は、景観の向上や日陰の確保、生物多様性への貢献など多面的機能を有しており、生徒の憩いや環境教育の場として重要である。これまで年間を通じた清掃や剪定により環境が維持されてきたが、植栽後40年以上が経過し、樹木の巨木化や老齢化による倒木・落枝リスクなど、安全管理上の課題が顕在化している。そこで本研究では、中庭周辺の植生に着目して現状と課題を整理し、今後の利活用を踏まえた植生管理手法の再構築を目的とした。生徒への意識アンケートの結果、中庭の用途が曖昧で十分に利活用されていない実態が判明した。また現地調査から、①老齢木の状況把握不足、②落葉堆積による環境悪化、③管理記録の未整備、④繁茂による死角や通行障害、⑤経費・労力の不足、という構造的課題が明らかとなった。これらを踏まえ、継続的な植生管理の実現には、①植生の目的・管理方針の明確化、②環境整備記録の体系的な蓄積、③必要な作業量や経費のシミュレーション、が重要であると考えられた。 |
| 公表論文 |
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