研究助成
2024年度 薬学系研究助成
スプライシング因子によるがん細胞分裂の支持機構を標的とした核酸医薬治療法の開発
| 研究題目 | スプライシング因子によるがん細胞分裂の支持機構を標的とした核酸医薬治療法の開発 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2024年度 薬学系研究助成 |
| 所属 | 京都薬科大学 薬学部 生化学分野 |
| 氏名 | 幸 龍三郎 |
| キーワード | 細胞分裂 / がん / スプライシング因子 |
| 研究結果概要 | がんの罹患者数は今後も増加すると予想されており、新規治療法の開発は重要な課題である。本研究では、がん細胞に特異的な分裂支持機構の解明と、それに対する新規介入法の検討を目的として、スプライシング制御因子 CWC22 に着目した解析を行った。siRNA を用いて CWC22 を抑制したところ、正常細胞への影響は限定的である一方、Ras 活性化変異を有する膵がんや、子宮頸がん細胞において分裂期延長、染色体整列異常、分裂期スリッページの誘導とともに顕著な増殖抑制が観察された。分子機構解析の結果、紡錘体形成チェックポイント関連因子 BubR1/Bub1 の発現低下や CDK1 活性制御異常を介して細胞死に至る経路が示唆された。さらに公共データベース解析より、CWC22 高発現群では患者予後不良との相関も確認された。以上より、CWC22 は がん細胞における分裂維持の鍵分子であり、siRNA を用いた標的抑制は核酸医薬モダリティへの橋渡しとなり得る有望な治療介入戦略であることが示された。 |
| 公表論文 |
Targeting the splicing factor CWC22 induces mitotic slippage through repression of BubR1 expression and CDK1 activity in cancer cells Journal of Biological Chemistry, 2026 Jan 12;302(3):111148. |
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