研究助成
2024年度 薬学系研究助成
新規脂肪酸受容体GPR164の腸管恒常性維持に対する役割
| 研究題目 | 新規脂肪酸受容体GPR164の腸管恒常性維持に対する役割 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2024年度 薬学系研究助成 |
| 所属 | 京都大学 薬学研究科 代謝ゲノム薬学分野 |
| 氏名 | 池田 貴子 |
| キーワード | 脂肪酸受容体 / 腸管バリア |
| 研究結果概要 | 本研究の目的は、新規の脂肪酸受容体GPR164の腸管における機能を明らかにすることである。GPR164は当初、嗅覚受容体として同定されたが、鼻以外の末梢組織においても発現することや、脂肪酸によって活性化されることから、新規の脂肪酸受容体としてその機能解明が待たれていた。これまで、GPR164の機能は主にin vitroの実験によって示されたものであり、生体内での働きについてはほとんど明らかにされていなかった。そこで、本研究ではGpr164遺伝子欠損(GPR164 KO)マウスを用いて、生体内GPR164の腸管における機能、特に腸管バリア機能に焦点を当て検討することとした。その結果、GPR164遺伝子の欠損が、過剰なWnt/beta-cateninシグナルの活性化をもたらし、腸管上皮細胞の異常な細胞増殖や分化を引き起こすことが明らかとなった。また、GPR164 KOマウスより作製した腸管オルガノイドを用いた検討からは、GPR164は酪酸によって活性化されることで、腸管バリア機能を維持することがわかった。以上より、GPR164は腸管バリア機能を制御する重要な因子であることが明らかとなった。 |
| 公表論文 | The free fatty acid receptor GPR164 maintains intestinal homeostasis and barrier function. EMBO Reports, 26; 5905–5930 (2025). |
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