研究助成
2024年度 ビジョナリーリサーチ助成(スタート)
アストロサイトの形態複雑性に着目したアルツハイマー病の治療法の開発
| 研究題目 | アストロサイトの形態複雑性に着目したアルツハイマー病の治療法の開発 |
|---|---|
| 年度/助成プログラム | 2024年度 ビジョナリーリサーチ助成(スタート) |
| 所属 | 名古屋大学 環境医学研究所 病態神経科学分野 |
| 氏名 | 遠藤 史人 |
| キーワード | アルツハイマー病 / アストロサイト / GPCR |
| 研究結果概要 | スタート課題では、アストロサイト形態複雑性の変化がAD病態に関与する可能性に着目し、その制御機構の探索を進めた。AAV-PHP.eB(GfaABC1D-Lck-BioID2)によるアストロサイト特異的近接標識と定量質量分析を用い、CNS13領域における膜近傍プロテオーム解析基盤を構築した。その結果、膜近傍タンパク質プログラムは脳領域ごとに異なる特徴を示し、mRNA発現のみでは説明しきれないタンパク質レベルの制御が示唆された。さらに、形態データとの統合解析から、GPCRシグナル、Rho GTPase、細胞骨格制御に関わる経路を形態複雑性に関連する候補ネットワークとして抽出した。ADモデルマウスでは、アミロイド病理に伴う膜近傍分子環境の変化が示唆され、アストロサイトGiシグナル操作が形態変化や神経回路障害に保護的に作用しうる予備的結果を得た。今後は基盤B課題において、これらの候補経路の因果性と治療標的としての妥当性を詳細に検証する。 |
| 公表論文 |
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