研究助成

2024年度 高等学校理科教育振興助成

惑星状星雲のスペクトル~スペクトル分析と大きさから惑星状星雲の相対的な形成年代を推定する~

研究題目 惑星状星雲のスペクトル~スペクトル分析と大きさから惑星状星雲の相対的な形成年代を推定する~
年度/助成プログラム 2024年度 高等学校理科教育振興助成
所属 茨城県立土浦第三高等学校
氏名 岡村 典夫
キーワード 惑星状星雲 / 輝線スペクトル / グリズム / マカリ
研究結果概要 前年度まで使用していた50mm×50mm頂角25°のBK7製のプリズムを対物レンズに付けた口径76mm望遠鏡に一眼デジタルカメラを使った観測方法から、グリズムを使った分光器VEGAと冷却CMOSカメラを用いたシステムに変えた。このシステムであればより大口径の望遠鏡が使えるので、解像度の高いスペクトルの幅が均一なスペクトル画像が得られると思ったが、視直径の大きな惑星状星雲では、小さなセンサーを使っていることもあって線スペクトルが重なってしまう欠点もある。得られた画像は画像解析ソフト「マカリ」を使い、RGBのグラフにした。2年間で10天体を観測し、スペクトル画像を得た。惑星状星雲によってスペクトルの写り方が異なり、実際の直径が大きな惑星状星雲程、水素の輝線スペクトルであるHα線やその他のスペクトルが写りにくくなり、OⅢスペクトルのみが明るく写っている。つまり、軽い水素が拡散したと考えられる。ただ、NGC6543キャッツアイ星雲は大きな惑星状星雲なのか、多くの輝線スペクトルが写っているの、この傾向には合致しない。
公表論文