よくあるご質問

奨学助成に関するFAQ

助成に関して

Q助成期間は最長4年間ということですが、留学研究期間を、応募時に確定しておく必要はありますか?

A応募時は、受入機関が、募集留学年度の4月1日以降に離日し、出立後最低2年間以上の留学予定を了承していれば問題ありません。2年を超える助成期間に関しては、留学出立1年半後までに決めることが可能です。2年を超える助成を希望する場合は、応募時に3年あるいは4年の申請を採択された人も継続助成申請手続きが必要となります。

Q2年を超える留学研究を希望する場合、継続助成を申請して、承認されない場合もあるのですか?

A採択された全員が継続助成を希望しても、その要望に応えられるように予算は確保しています。しかし、外部の選考委員の先生に継続の価値があるか否かの審査をお願いしていますので、確約はできません。

Q助成金はどのように支払われますか?

A出立届受領後、国内の本人名義の銀行口座に、行きの渡航費30万円と1年分の滞在費600万円(月50万円として計算)を合わせた630万円が振り込まれます。2年目の1年分の滞在費600万円と帰りの渡航費30万円を合わせた630万円は、2年目の開始月に指定の銀行口座に振り込まれます(ドル建てで振り込む場合は、その時点の為替レートを利用)。但し、その時までに、研究進捗を含めた近況報告が提出されている必要があります。
帰りの渡航費は、3年間滞在、4年間滞在の場合も、2年目の開始月に支払われます。
継続助成申請が承認され、3年目も海外に滞在する場合は、最大1年分の滞在費600万円(継続申請の月数によって金額は変動)が3年目の開始月に指定の銀行口座に振り込まれます(ドル建てで振り込む場合は、その時点の為替レートを利用)。
4年目の場合も同様です。但し、振込後に、予定を短縮して帰国する場合は、月単位(最終月10日以上短縮の場合は要項に従った計算)で返金しなければなりません。

Q留学助成金受給者の義務は何ですか?

A以下の事項を誓約し遵守して頂く必要があります。

  1. 1)採択後の認定式(出立の前年度1月後半から3月に行われる)に出席すること。
  2. 2)留学助成金受給者として、出立の一月前までに出立日、飛行機便名、および国内の振込銀行口座を、留学1年目終了前に研究進捗を含めた近況と海外の振込銀行口座を財団に報告すること。継続助成を希望する場合は、出立後1年半までに必要な申請書類を提出すること。4年間研究・滞在する場合は、3年目終了前にも研究進捗を含めた近況を財団に報告すること。留学助成期間終了後3ヶ月以内に研究成果報告書と体験記を財団に提出すること。
  3. 3)留学助成期間中の研究または研修結果を発表する際は、財団に報告するとともに、財団の留学助成金の交付を受けて行ったことを明らかにすること。
  4. 4)次のいずれかに該当する場合は遅滞なく財団に通知すること。
    ①当初予定の留学助成期間を短縮、または研究を一時中断する場合。
    ②当財団が定めた留学助成期間終了後も、引き続き海外に滞在して研究をする場合。
    ③留学助成期間中に所属教室またはPIが変わる場合。
    ④住居が決まった場合、変更した場合、連絡先が変わる場合。
    ⑤留学助成期間を終了して帰国する場合。
    ⑥留学助成期間中に一時帰国する場合。
  5. 5)さらに、次のいずれかに該当する際は、留学助成金の支給を打ち切り、または、振込後であれば、月単位(最終月10日以上短縮の場合は要項に従った計算)で返金すること。
    ①疾病など海外留学研究者側の種々の理由で研究の継続が不可能となった場合。
    ②受入機関側の理由で研究の継続が不可能となった場合(但し、一ヶ月内に別の受入研究機関が見つかれば、この限りではない)。
  6. 6)また、財団への通知より留学期間を10日以上早く帰国、あるいは助成期間中の一時帰国が、10日以上の場合も要項に従った計算で返金すること。
  7. 7)今後、名前、所属、留学先、研究テーマならびに認定式の写真や海外留学体験記(写真含む)が財団のホームページや印刷物に使用されることを許可すること。

応募資格について

Q医師資格を有してますが、大学院は医学系でなくても応募できますか?

A大学院は理学系などでもよく、必ずしも医学系である必要はありません。学位(PhD)未取得の場合は、所属する(所属していた)大学院研究科長・研究院長の推薦をもらってください。

Q海外からの応募は可能ですか?

A海外からは応募できません。募集留学年度に国内から海外に出立できる人に限ります。

Q「産休などの理由で研究活動を中断した研究者は、年齢上限を考慮する場合がある」とのことですが、具体的には、どのように考慮されるのですか?

A所属機関などからの証明書の提出により、1年の間に計3ヶ月以上の休暇を取得した場合に1歳超過を認めます。しかし、その場合でも募集留学年度末に40歳以下である必要があります。応募後に取得予定の休暇は考慮されません。

Q他機関・他財団の大型留学助成(年400万円以上)ではない少額の留学助成を複数受けて、結果400万円を超える場合は、さらに武田科学振興財団からの助成を受けられますか?

A1件の助成が年400万円以上でなければ、複数からの助成は可能です。しかし、当財団からの助成を含めず、年収600万円以下である必要があります。応募時は他機関の助成に複数応募していても良いですが、当財団の助成を辞退する場合は判明しだい速やかに連絡してください。

応募申請資料に関して

Q所属する機関長の推薦が必要で、その機関長は1名しか推薦できないということですが、大学であれば、各大学から1名しか応募できないということですか?

A学位(PhD)未取得者は在籍する大学院研究科長・研究院長の推薦が必要ですが、学位取得者は大学付属病院長・研究所長・センター長などの推薦も可能です。但し、申請者と推薦者の所属機関名を必ず一致するように記載してください。

Q所属する機関長からの推薦は、推薦状を書いてもらう必要がありますか?

A様式第1号の推薦者欄に署名して公印をもらえれば、別途、推薦状を書いてもらう必要はありません。

Q履歴を記載する様式第1-(2)号で欄が足らない場合は、どうすれば良いですか?

A適宜、欄を追加して記載してください。但し、様式第1-(2)号が2頁にまたがらないようにしてください。

Q保証人には、何の保証が求められますか?

A保証人には、申請者の人となり、人間性、人格が推薦に値することを保証していただきますが、経済的な保証は求められません。

Q保証人は、研究留学者の親族または所属機関の上長のどちらかに偏っても良いですか?

A研究留学者の親族と所属機関の上長各1名に保証人になってもらうことが望ましいですが、何らかの理由で、どちらか2名になっても申請書の受理はします。

Q研究実施計画や業績で、カラーの図表を挿入しても良いですか?

A審査資料に原本の色合いが反映されない可能性はありますが、それを承知の上でカラーの図表を用いることは可能です。

Q語学検定試験結果は、今年度受験した結果が必要ですか?

A語学検定試験結果は、極端には「なし」でも申請書として受理しますが、選考委員がどのように評価されるかはわかりません。アピールする一つと捉えてください。

Q添付する論文は、投稿中のものやネット上のものでも可能ですか?

A添付論文は、印刷済みの別刷りを提出してください。

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